【コーチング】寄付や募金についての考え方

プロコーチとして活動をしている中で、

いただいた収益の中から、

海外に学校や図書館を作ったり、

識字教育を導入するための支援をしたりという活動をしています。

 

一般的に言えば、寄付です。

人によっては募金という表現をするのかもしれません。

 

僕が主にその寄付活動の中で支援している団体は、

ルームトゥリードという団体です。

 

なぜこの団体を選んだのかというと、いくつか理由があるのですが、

  • 教育に関する活動であること
  • 寄付されたお金の使い道の透明性が非常に高いこと
  • 寄付されたお金のほとんどがきちんと現地で使われていること
  • ただ建物を作ったりするだけでなく、未来を考えて本当に有効な使い方をしていること

などが挙げられます。

 

だけど、一番の理由は、

代表者であるジョン・ウッドの理念に共感したことです。

 

ジョン・ウッドはマイクロソフト社の重役であったにもかかわらず、

ネパールで教育の問題を目の当たりにし、

重役の座を投げ打って、ルームトゥリードの活動をスタートしました。

 

そのジョンはこう言っています。

「これは寄付活動や慈善活動ではない。投資活動だ」

と。

 

僕が一番共感しているのはこの理念です。

実際、

ルームトゥリードのアメリカでのレポートでは、

寄付者の皆さん、という表現ではなく、

投資家の皆さん、という表現を使っているそうです。

 

日本だと、

投資家というと、ちょっと別の言葉のイメージになると思うので、

今のところ寄付という表現を使っているそうです。

 

僕自身も、

クライアントさんや読者さんからお預かりしている、

この「投資」を目的としたお金について、

「投資」という言葉だと誤解を招きかねないので、

今のところ「寄付」という表現を使っています。

 

ですが、

実際にはジョンと同じ、投資、というイメージを持っています。

 

僕は、社会投資という文化を根付かせたい。

 

今の仕組みのままでは、

どうしても持てる人がさらに持つだけになってしまい、

お金があるところにお金が集まりつづける傾向にあります。

 

だけど人間は、

牙もないし、長い首もないし、クチバシもありません。

人間は、動物としてはものすごく弱いです。

 

にもかかわらず人間がこんなに発展することができたのは、

言葉を発達させ、コミュニケーションを発達させ、社会を発達させてきたからです。

 

つまり、人間という生き物は、

周りに違う誰かがいることが大前提となって生きている、

単体ではとても弱い生き物なのです。

 

その単体ではとても弱い生き物が、

生物としてもっとも自然に喜びを味わうことができるのは、

きっと、誰かの役に立てた時、自分に存在意義を見いだすことができた時、

ではないでしょうか?

 

お金があるところにお金が集まるだけだと、

そこには、誰かの役に立っている、という感覚は見いだせないと思うし、

お金を権力の象徴や人の射幸心を煽る目的だけに使っていれば、

きっと結果的には貧しい人生になる。

人は貧しさを、お金から感じるのではなく、

人間関係から感じるはずだから。

 

今の時代は、

不安からお金を集める人が多いように思います。

使うことより、集めることばかりを考えていたりします。

使わなければただの紙切れだし、ただの数字なのに。

 

お金を、コミュニケーションの発展に使わなければ、

人類は向上しないし、

人間がそうしてコミュニケーションの中で生きる動物である以上、

人類が向上に寄与しなければ、

きっと死ぬときに「何やってたんだろう?」

となる。

 

人類の向上、なんていうと大げさに聞こえるかもしれないけど、

それは自分の子供とか、大切な人を大切にすることも含めて。

 

だから、

ビジネスでお金を稼ぐことができる人が、

そのお金を自分の不安の解消のために使うのではなくて、

そのお金を社会の発展のために「投資」できる文化を作りたい。

 

投資って、

労力や、時間や、お金を、

得たい結果のために使うことを呼ぶものだと僕は考える。

 

そしてその得たい結果というのは、

できるだけ長いスパンでできるだけ自分の人生の向上のためにと考えられる方が、

僕はいいと思う。

 

そういう意味では、

社会にお金を「投資」して、

社会の発展、という形で見返りをもらえることは、

最高のリターンなのではないかと僕は考える。

 

きっと、それほど幸せで有意義な使い方はないんじゃないか、

と思う。

 

もちろん、欲しいものだっていっぱいある。

ブレゲのミニッツリピーターとかアウディのS8とか、広い家とか。

でも、逆に言ったら欲しいものなんかそれくらい。

 

僕自身が欲しいものをちゃんと手にしながら、

欲しい結果を得るための投資も両立させる。

そして、

その文化をもっともっと広めることができたら、

きっと世の中はもっと豊かになると思う。

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