【マーケティング】差別化やUSPは本当に必要?

USPや差別化、という言葉を聞いたことがありますか?

 

独自の売りも大事かもしれないけど・・・

 

 

USPとか差別化って本当にそんなに大事なの?

 

USPというのは、Unique Selling Propositionの略で、
日本語にすると「独自のウリ」のことをいいます。

 

平たく言えば、同じようなことをやっている人と比べて
自分はここが違いますよ、というのが「独自のウリ」で、
それを主張していくことが「差別化」です。
あなたは、
USPや差別化って必要だと思いますか?

 

実は僕は、あんまり必要ないと思ってるんです。

 

それはなぜなのかっていうのを説明するのに、
ぴったりなメールを読者さんからいただきましたので、
そのメールを例にお話を進めていこうと思います。
まず読者さんからのメール。

 

はじめまして、TCS認定コーチの○○と申します。
いつもFacebookやメルマガを楽しく拝見しています。
今回突然の連絡失礼いたします。
 
まず簡単に自己紹介させてください。
私は理学療法士というリハビリ関連業種として、
大学病院に勤務し13年になります。

今の仕事には満足していますし、
やりたいこともやれています。

しかし、人生折り返し地点まできて(39歳)、
色々思うところが出てきまして、
昨年TCSで「コーチング」を学びました。
そこで強烈な衝撃をうけました。

そしてTCSの「コミュニケーションを学ぶ文化をつくる」という理念が刺さり、
自分ならどんな夢があるかとモンモンしたところ、
「医療従事者がコミュニケーションを学ぶ文化をつくる」
という大目標を立てました。
 
今の職場の勤務では兼業は完全にアウトで、
TCSを開講するにもボランティアで開くしかありませんし、
何より本業を持ちながら夢を達成するには
時間的にも、体力的にも、金銭的にも難しく感じています。

そのため今後はスケジュールをみながら、
起業し個人事業主になろうかと考えています。
現在は仕事をしながら起業するための準備をしています。
 
今後は目標達成のために、
TCS講座の開講・医療・介護関連を中心に法人営業を行う(メディカルTCS)・個別セッションなどで収入を得ながら、
コーチとしての力量を上げられるように自己投資していく予定です。

そのためにも本業(コーチング)に専念できるように、
中野さんの集客を自動化でき、売り込まないマーケティングプログラムに大変興味を持ちました。
何よりTCS認定コーチでいらっしゃるのがポイントでした笑。
 
いずれ中野さんのマーケティングプログラムを受けたいと思っています。
 
一つだけ質問させていただきたいのですが、
自分の売りとして「医療従事者が・・」みたいなUSPを全面に出してしまうと、
一般のコーチングを受けたい方には敬遠されやすいのかなと思ってしまいまして・・。

個人的には医療従事者も一般の方々も同じように対象にしていきたいのですが・・。
そもそも医療従事者に対象を絞ると、それで収入が十分得られるかという不安があります。

そしてブログを書いていても軸を絞り切れていないというか。。

これまでの仕事での経験を生かしてとなると、どうしても医療関係を絡めてしまいたくなる所です。。

このへんの「軸」「USP」に関してご教授いただければ嬉しいのですが。。
 
お忙しい所まことに恐縮でございますが、
中野さんのご意見を頂戴いただければと存じます。
返信は急ぎませんので、お手すきの時に是非よろしくお願いいたします。

 

 

USP、本当に必要ですかね?

読んでみてどうでしたか?

 

「そうだよなー、確かにUSP、必要な感じがするよなー」

 

なんて、思いました?
僕は二つ、思ったことがあったんです。

 

まず一つ目。

 

医療従事者には絶対コミュニケーションを学んで欲しい、と思ったこと。
TCSもコミュニケーションを学ぶための講座ですし、
実際TCSのメディカル(医療)チームも立ち上がってたりします。

 

医療過誤のほとんどは、コミュニケーションのミスで生まれているそうです。
だからこそ、
思いをきちんと伝えるためにもコミュニケーションを学ぶことってとても大切です。

 

あなたも、お仕事や日々の生活の中で、
「なんで自分の伝えたいことって、ちゃんと伝わらないんだろう」
なんて思ったことはありませんか?

 

思いを受け取り、伝える。
そうやって人間関係、信頼関係はできていきますよね。

 

それを学ぶのがTCSだから、
医療従事者にTCSを導入するのは僕は大賛成なんです。

 

そして二つ目。

 

それは
医療従事者ということが
必ずしも有効なUSPにはならないんじゃないか、
ということです。

 

僕は基本的に「USPなんかいらないよ」と言っています。
あんまりUSPのことを真剣に考えていません。
なぜかというと、USPは日本語に直すと「独自のウリ」なのですが、
その視点が自分の不安やライバルしか見ていないように感じるからです。

 

もしUSPが本当にUSPとして機能するとしたら、
それは「あなたってここが他の人と違ってすばらしいよね!」
っていうお客さんからの評価です。

 

そう言う意味では、USPは本来お客さんが決めてくれるものです。
なので、僕はUSPはあまり考えたことがありません。

 

それから、
対象者を絞ることについてですが、
本来対象者は適切に絞れば、しっかりと売れます。

 

対象者が漠然としていると、
メッセージとしては誰にも届かないメッセージになります。

 

対象者が明確になっていると、メッセージが明確になり、
対象者周辺の人にもそのメッセージが届きます。

 

とはいえ、これも結局さっきのUSPの話と同じです。
その市場にニーズがあるのかどうか、
そのニーズはお金を払ってでも解決したいニーズなのか、
という調査がなければ、
どんなにそこに対象を絞っても売れないことはあります。

 

それは絞ったから売れないのではなくて、
需要がないから売れないのです。

 

自分が何をしたいか、
は大前提でもちろん大切です。

 

でも、ただやりたいだけなら趣味でやれば良い、
というのが僕の持論です。

 

やりたくて、かつ、求められている、
からこそビジネスになります。

 

自分の中だけではなく、
まず対象となる人たちの話をたくさん聞くのが、
僕は良いのではないか、と思います。

 

それもやっぱりコミュニケーションです。
自分と向き合い、
対象となる人とたくさんお話しすることで、
USP(独自のウリ)を考えなくても、
対象となる人たちから信頼される存在になっていくことができますよ。

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