メール講座

ブログ

【コーチング】コーチングで扱う目標

2018年03月12日

コーチングといえば「目標達成」のためのコミュニケーションですが、

同じコーチでも目標に対する姿勢や捉え方が大きく違う場合があります。

 

今日は、僕自身がコーチングセッションの中で、

どんなスタイルで目標と向き合っているかをお伝えします。

 

 

そもそも目標って

 

そもそも目標ってなんでしょうか?

目標と混同されがちなのが目的です。

 

 

目的の「的」は「マト」と書きますね。

つまり最終的に辿り着く場所のことです。

 

それに対して目標の「標」は「シルベ」と書きますね。

道路標識などの「標」です。

ということはこれは最終的に辿り着く場所を指しているのではなく、

どこかに辿り着くために道を間違えないようにするための中継地点であり、

方向を間違えないようにするための照準でもあります。

 

なので目標を設定するときには、

その人がどんな「目的」でその目標を設定しているのかを、

きちんと確認する必要があります。

 

その人の「現在地」「目標」「目的」が一直線に並べば、

その人はストレスも不可も少なくそこに向かっていけるはずなのです。

 

ですが、それが100%機能していない状態だからこそ、

その人はコーチングを依頼しているのです。

 

なので、

「目標」と「目的」が現在地から見て一直線になっているかどうかを、

きちんと見極めることが大切です。

 

 

目的の見極め

 

継続的なコーチングセッションでは、

まずそのクライアントさんがどんな目標を達成したくて

セッションを受けたいと思っているのかを聞きますが、

本来の「目的」に対して「目標」が適切でないことが少なくありません。

 

この場合の「目的」は「なんのために?」の答えですが、

これからやろうとしていることと「なんのために?」の答えがずれてしまっていたり、曖昧な状態では、

人は力を発揮しづらくなります。

 

例えば、

「10キロ痩せたい」という目標があるとします。

 

その目的を尋ねたところ、

「前に買ったワンピースをまた着れるようになりたい」

だったとします。

 

これは一見合理的です。

 

ですが、

そのワンピースを着る目的を確認したときに、

その目的が曖昧だったり、

例えば

「着ないともったいないから」

といったような理由だったとします。

 

となると、どうもこの人は、

そんなにこのワンピースを着たいと、強く望んでいる感じはしませんね。

 

つまり

この目標にはそんなに強い目的、つまり動機がありません。

 

この状態でどんなに目標に向かってコーチングをしても、

人はなかなか思うように動けなくなります。

 

例えば

「着ないともったいないから、が目的だとして、それが目標を達成する目的だということに対するしっくり度は100点中何点ですか?」

「本当はその目標を達成することには、どんな目的があったと思いますか?」

「本当にその目的に向かっていくためのセッションがしたいですか?その本気度は100%中何%ですか?」

といったような形で、

本当に取り組みたい「目的」をある程度明確にする必要があります。

 

 

目標の段階

 

上記でお気づきかもしれませんが、

目標には段階があります。

 

「10キロ痩せたい」

「なぜならあのワンピースが着たい」

 

といった感じの段階です。

 

僕はこれを

「10キロ痩せたい」(変化の目標)

「あのワンピースが着たい」(結果の目標)

と呼んでいます。

 

どちらも目標であって目的ではありませんが、

変化の目標から見たときには

結果の目標は目的とも言える、という構造になっています。

 

ここで大切なことは、

「これが変化の目標」「こっちは結果の目標」

と決め付けることではなく、

常に現在地から見て、目標と目的と言えるような2点、現在地を含めたら3点以上が見えていることです。

 

なぜ3点以上なのかというと、

2点では一見直線になっていたとしても、片方が動いたら線ごと動いてしまうからです。

3点以上ある場合には、そう簡単にブレは生じなくなります。

適切な形で3点以上を直線にできれば、それだけで目標達成の確率は飛躍的に向上します。

 

なので僕は、

クライアントさんが持ってきた目標に対して、

「それをする目的は?」という質問を二段階以上深掘りすることにしています。

 

そうすれば、

「持ってきた目標」

「深掘り1」

「深掘り2」

という形で、3点以上が見えるからです。

 

 

セッションで扱う目標

 

目的

結果の目標

変化の目標

 

これらが明確になれば、

次はその変化を実際に起こすためには

どんなアクションが必要かを明確にしていきます。

 

コーチングを始めたばかりの頃の僕はコーチングというと、

「結果は行動でしか変えられない」

という思いから、行動を引き出そうとするやりとりばかりをしてしまいました。

 

ですが、先ほども書いたように

現在地→目標→目的

が一直線になっていないと抵抗が生じてストレスになります。

行動に負荷が発生する、ということです。

 

この状態では

「やらなきゃ」

という心理ばかりが働き、

「やりたい」

と思うことが難しくなります。

 

そして、

できない自分を責めてしまい、

自尊心を傷つけてしまうことにもなりかねません。

 

ですので、

実際の行動を引き出すまでの前段階として、

「この目標を達成する意味」

を明確にし、

「この目標を達成する意欲」

がしっかりとしている必要があります。

 

これはモチベーションを無理やり高めるというわけではなく、

不自然に力まずとも、自然とそこにむかっていける状態を作るためです。

 

そして、現在地→目標→目的が一直線になり、

自然体でそこに向かっていける前提が整ったら、

そこに向かっていくためのアクションを明確にしていきます。

 

そのためによく使う質問は、

「変化の目標を達成するためには、どんな知識、能力、その他リソースが必要ですか?」

「それを得るためにはどんな具体的なアクションが必要になりますか?」

という質問です。

 

必要となるであろうリソースを明確にした上で、

それを得るためのアクションを明確にし、リストアップし、プランニングします。

行動計画のようなものです。

 

そして継続的なコーチングセッションでは、

この行動計画を扱います。

 

ほとんどの場合、計画通りにはいきません。

ですが、計画がなければ修正もできないのです。

 

 

現在地の見極め

 

目的

結果の目標

変化の目標

行動計画

 

これらが出揃い、一直線になり、強い意欲があるにも関わらず、

なぜか思うように動けない、という状態も、

継続的なコーチングセッションの中ではよく起こります。

 

その時は「現在地」がずれてしまっている可能性があります。

 

と言っても、

今いる現在地から、その他の要素が一直線に見えているということは、

方向自体はずれていないはずです。

 

方向自体がずれていたら、

心に違和感が生じて強い意欲にはならないはずだからです。

 

にも関わらず現在地がずれているというのはどういう状態かというと、

わかりやすく言えば「距離感」がずれている時です。

 

「こうでなきゃいけない」

「きっとこうなる」

 

こういった不安から、無意識に必要以上に目標と距離を取ってしまっている場合、

その強い不安から人は目標に立ち向かえなくなります。

 

なので、そんなときには現在地に対するアプローチが必要になります。

 

現在地に対するアプローチで重要なのは、

目標や目的に対する意欲が明確になってから行うことです。

 

これが明確でないまま現在地に対するアプローチを繰り返しても、

クライアントさんは自分がどこに向かっているのかも不明確なまま。

ただ目の前にある不安を解消してもらうだけのセッションになってしまい、

結局今いるところからは前進しない、成長のないセッションになってしまいます。

 

 

まとめ

 

・目標は目的を確認する

・目的は明確さが大切

・目標は多段階で捉える

・行動を引き出すのは目的や目標への意欲が明確な状態で

・行動は計画化し、それを継続的なセッションで扱う

・意欲が明確なのに行動ができない時は、現在地へアプローチする

Top