今朝、クライアントさんとこんなやり取りがありました。
「自分のできることとできないことがはっきりしないです。自分のできることとか能力ってどこからそう呼べるのですか?」
「いまできていることができることです。どこから、というより、そこまでがいまのできるところです。」
「できると判断する基準はなんですか?」
「例えば今◯◯さんは僕と会話できてます。」
「はい、できてます」
「それが、できる、です。できると、出来の良し悪しは違います。」
「良し悪しは違いますか?」
「例えば、今までに一番出来が悪かった料理はなんですか?」
「やきそばです」
「きっとさぞかし不味い焼きそばができたんでしょうね(笑)」
「まずかったです(笑)」
「でもそれは、そういうものができたんですよ。それがありのままの事実です」
「やきそば、『できた』んですものね(笑)」
「そうです。その上でもっと美味しいものを作りたいなら、作れるための能力や知識やツールを身につければいいんです。決して焼きそばを作れないわけじゃない。だけど、自分を受け入れない人は、その事実を受け入れられない。」
事実は存在、評価は概念です。
全く別の事柄なんですね。