コミュニケーションってなんですか?
って聞かれたら、あなたなら何て答えますか?
実は先日、こんな相談をされました。
「コーチングができるようになると、コミュニケーション力上がるって言われたんですけど、
コーチングは目標達成させるスキルなのに、なぜコミュニケーション力があがるんでしょう?」
と。
この質問には、いろんな側面がありますよね。
まず、
そもそもコーチングはコミュニケーションスキルの一つである、ということがあります。
だから当然コーチングスキルが上がれば、コミュニケーション力は上がっている、と言えると思います。
が、それをその人に伝えても納得はしないと思います。
なので、次のポイントです。
そもそも、コーチングは目標達成をさせるスキルなのか、という点です。
コーチングは、確かに目標達成のために使われることが多いと思います。
が、それはビジネス的に売り上げに対してコミットされていることが多いからだとも思います。
もちろんそれだけじゃないけど。
コーチングをしていく中で、
「そもそもこのクライアントさんはいま目標を設定するべきなのか?」
という大事な疑問にぶち当たることはよくよくあります。
目標と目的とどっちが大事か、と言われたら、それは完全に目的だと僕は思います。
目的がぶれぶれの状態で、目標設定目標設定って大騒ぎしたって、
結局「なんのためにコーチングするの?」っていう話になってきちゃいます。
つまり、
コーチングで目標達成をする、というのはコーチングのいろんな可能性の中の一つです。
コーチングそのものは、もっといろんなものを引き出せる可能性をもったスキルです。
ところで、
昔読んだマーフィーの法則、という本に、
「二人の人間が好き勝手に言葉を発することを会話とは言わない」
という法則?がありました。
これはコミュニケーションがない状態です。
コミュニケーションはどうすると成り立つかというと、
相手の話をしっかりと聴くことで成り立ちます。
この時、相手の中から引き出せるくらいしっかりと聴くことができたら、
コーチングとしても成立してくると僕は考えます。
だから、
コーチングスキルが上がるとコミュニケーション力が上がるんじゃないか、
と僕は思うのです。