べき論というのは、
◯◯すべき、というような考え方です。
高校くらいは出るべき。
就職すべき。
会社に行くべき。
結婚すべき。
子供を作るべき。
◯◯すべき、なんていう考え方は、楽なのです。
何が楽って、社会通念にぶら下がって自分で考える必要がないからです。
もっと言うと、
過去の出来事に対して、
(それはついさっきでもずっと前でも)
「あの時は◯◯すべきだった」
と自分を責めるのってすごく楽なんです。
責めている間はそれ以上のことを考える必要がないからです。
つまり新しいアクションを起こす必要がないからです。
もっといえば、
「あの時は◯◯すべきだった」
というメッセージの裏には、
「本来の私であれば◯◯していた」
という思いが隠れています。
つまり、
自分が過去したことを、
受け入れていないのです。
その方が楽だからです。
ただし、そこにいる限り、
そこから前に進むのは楽ではなくなります。