僕はもともと音楽家でしたが、
ある時からマーケティングを仕事にするようになりました。
最近ふと思ったのですが、
音楽理論とマーケティング理論には、面白い共通性があります。
それは、
「後付けで理論づけられていること」
です。
僕はバンドマンの端くれだったのですが、
わりと音楽理論は好きな方でした。
だけど、
バンドマンは音楽理論を軽視する人がとても多いです。
「そんなもん俺たちの音とは関係ない!」
「そんなもん勉強してる暇があったらかっこいい音楽を作りたい!」
彼ら矛盾してるんですよね。
なぜなら、
太古の昔、自然に発生した心地よい音。
それがいろんな形で洗練されてきて、
人間とはこういう音を心地よく感じるのだ、
という経験から導き出されたのが音楽理論なのです。
だから、どんなバンドマンが出している音だって、
それが音楽である限り理論とは切っても切り離せないし、
かっこいい音楽を作るなら理論を学ぶことはその近道なんです。
まあ、
めんどくさいからそうやって言い訳するんですけどね。
それで、
マーケティング理論も同じだって気づいたんですよ。
マーケティング理論だって、
そもそもは「なんでこれが売れるんだろう?」の研究から始まっているはずなんですよね。
だとしたら、
結果に対して名前をつけてるだけなんですよね。
音楽理論も同じ。
だから、
マーケティングっていう言葉に、苦手意識をもたないでほしいなーって思います。