物事を判断するときに、
「自分には得があるか」
「自分は損をするか」
そういう基準で判断する人は少なくないですよね。
あなたももしかしたらそうかもしれません。
「もらえるものはもらっとかなきゃ損じゃん」
「あれだけやってあげたのに、見返りなしじゃ損じゃん」
でも、本質的に「損をする」ということはあり得るのでしょうか?
何かが起きたときに、
それを「損」と捉えるか「損以外の何か」と捉えるか、
はたまた「なんでもないことと捉えるか」
それは個人の自由です。
だから、「損」と捉えてもいいし、
「それ以外のなにか」と捉えてもいいし、
自分が一番心地よい何かを自分で選んでそう捉えれば、
心地よくいられます。
逆に言えば、
何かの判断基準を「損か得か」にしている人は、
それを望んでいるのです。
だから、
すぐに「損した」と思うことを自分で望んでいないなんていうことはありえないのです。
ただそれは意識か無意識かは別問題なので、
無意識の自分が望んでいる、ということも十分に考えられることで、
それはつまり考え方の癖です。
もし癖を自分の在りたい形に修正したいなら、
意識して「損した」と思うことをやめることです。
そのときのコツは
「損した」と思ったときに、
「損したって思っちゃいけないんだ」とは思わないことです。
「あ、今自分は損したって思ったんだな」と客観的に見ることから始めてみましょう。
いつの間にか修正できるようになってます。