僕は、
「コーチングってなんですか?」
ってきかれたら、
「視点を増やすことです」
と答えることがあります。
人間はそうそうたくさんの視点を持つことはできません。
同時に二つのことを考えたりとか、
そうそう器用なことはできません。
そこで、本人が自分に対してしないような質問をコーチがすることによって、
視点を増やしていくのです。
昨日、やっぱり視点の数は重要だな、と思った出来事がありました。
僕はクライアントさんに常に、
「ベネフィットを大切に」
と言っています。
つまり、自身の活動コンセプトや商品名などを考えるときに、
顧客が得られるベネフィットを絶対に含めるように、
ということです。
ところが、どうでしょう。
今僕は新商品を開発中で、
その商品タイトルについてマーケティングのコーチとメールでやりとりをしていたのですが、
「中野さん、ベネフィットがすっぽり抜けてますね」
と言われてしまいました。
恥ずかしながら、自分で全く気づいていなかったのです。
顧客のため、こんなことができる、あんなことができる、
と一生懸命考えているうちに、基本がすっぽ抜けてしまったんですね。
コーチってすごく大事だなって思った瞬間でした。