日本で二番目に古い動物園「京都市動物園」が話題になっています。
この動物園の特徴は、とにかく狭いこと。
狭さゆえに、思い通りの展示ができず、
不況にあえいでいたそうです。
あなたがもしこの動物園のオーナーだったら、
どうしますか?
狭いのが問題だから、拡張を考えますか?
展示する動物を減らしますか?
移動を検討しますか?
いっそ閉園させてしまいますか?
この動物園のとった手段が素晴らしかったのは、
「狭いことを強みに変えたこと」
です。
狭いことの何がわるいのでしょうか?
狭いこと自体は悪いことじゃない。
それを悪いことと捉えてしまっている自分たち自身に問題があったことに、
気づくことができたんですね。
それからこの動物園は、
狭さを活かすことを考えました。
狭ければ、動物を近い距離で見られる。
狭ければ、縦に設備を伸ばして、垂直運動を促せばいい。
狭ければ、訓練の様子なども良く見える。
こういったことを活かした行動展示で、
この動物園は驚異的なV字回復をしているそうです。
視点の数と、捉え方。
コーチングの基本ですね。