中野さんはビジネスのセンスがあるよね。
これは時々言ってもらえる言葉です。
僕自身は別にそんなふうには思っていません。
今は、コーチングをビジネスにしています。
コーチングは、とてもビジネスにしやすいスキルだと思います。
なぜなら、あらゆるシーンで活用できるからです。
なぜ、あらゆるシーンで活用できるのかというと、
コーチングは、コミュニケーションだからです。
そして、
人生はあらゆるシーンがコミュニケーションです。
僕たちは、
わざわざコミュニケーションを学ぶ、ということをしてきませんでしたよね。
コミュニケーションっていうのは、
自然と身についていくもの、なんていうふうに誰しもが思っているのかもしれません。
ただ、世の中にはコミュ障、なんていう言葉もあるし、
自分がそれだと思っている人もたくさんいます。
(最近は言い訳にその言葉を使う人も多い気がしますけどね)
さて、僕はそんなコーチングをビジネスにしているわけなんですけど、
自分自身にビジネスセンスがあるか、
と自問した時に、
正直「別にそこまでない」と思っています。
ただ、一つだけ心がけていることがあります。
それは何かというと、
「時代の半歩先を読む」ということです。
一歩先を読むのは大変。
10歩先なんか見えない。
だけど半歩先なら、なんとなく見える。
こっちかなーって。
ビジネスを始める時に、
「イノベーションを起こさなきゃ」
「ジョブズみたいに!」
なんて考える人もいます。
ただ、
「どんなサイズのビジネスをやりたいの?」
って考えた時に、
本当に世の中に革命的なイノベーションを起こそうと思ったら、
本当に大きなビジネスモデルが必要になります。
それ、本当にやりたいの?
って自問するのも大事ですね。
本当に革命的なイノベーションを起こそうと思ったら、
ブルーオーシャンを見つける必要があります。
ブルーオーシャンっていうのは、
ライバルがいない、未開拓値のことです。
ただ、
小さいサイズのビジネスをやろうと思ったら、
ブルーオーシャンなんて行く必要はないし、行かないほうがいいです。
なぜなら、
現在世の中にブルーオーシャンとして残されている場所は、
かつて多くの人が挑戦して、うまく行かなかったところ、
とも言えるからです。
自分以外に沢山の人がいることを忘れてはいけません。
小さいサイズのビジネスを起こしていこうと思ったら、
レッドオーシャンを選ぶことです。
そこには、もうすでに市場があります。
市場があるということは、お客さんがいる、ということです。
そこで、時代の半歩先を読むことです。
この市場って、これからどうなっていくのかな。
この市場って、これからどんなニーズが出てくるのかな。
って。
流行ってるものに迎合して、
同じようにやってても、ビジネスはうまくいきません。
とはいえ、人と同じにやりたがる気持ちもわかります。
そのほうが安心ですもんね。
つまり、人と違うことをするのは不安なわけです。
だけど、そもそもビジネスをするのって、人と違うことです。
昨日までの自分の常識にしがみついていれば、
結果が変わることはありません。
だから、半歩先を読んで、
動いてみる。
間違えたって、いいじゃないですか。