先日コーチングセッションをしているときに、
クライアントさんから
「結局自分メインでしか考えられていないのではないか。。。」
「自分はなんのために起業をしたのだろう。。。」
というような主旨の言葉がありました。
考えの正しさに縛られたり、「なんのために」と考えすぎてしまって、
思うように行動できなくなってしまうことってありませんか?
今日のお話は、そんなあなたへの処方箋です。

悩んでいても、答えが出ないのはわかってる、でも。。。
今日は「考え方の偏りをなくして、より行動しやすいあなたになろう」ということをテーマに、
お話をしていこうと思います。
あなたが動きたくても動けなくて、
長い間悩んでいる状態に、終止符を打つきっかけになります。
今日お伝えしたいのは、
「答えが出たら動くんじゃなくて、
動くから答えが出るんだよ!」
ということです。
完璧を求めてしまう人
なぜ、このお話をしようと思ったのかというと、
「完璧を求めるてしまう人」があまりにも多いように感じるからです。
完璧じゃないと、失敗してしまう、失敗は悪いことだ、
というふうに思っているのかもしれません。
だけど、例えば子どもが自転車に乗るのを教える時に、
「絶対に転んじゃいけないよ」
なんて教え方をするでしょうか?
中にはそういう教え方をする人もいるのかもしれません。
でも、多くの子どもは、転んだりうまくいかない経験を積み重ねて
自転車の乗り方を覚えていきます。
僕たちだって、本当はそれと同じなのではないでしょうか?
自転車にまたがらずに、
自転車にうまく乗る方法を一生懸命考え抜いたら、
一発で自転車に乗れるようになるのでしょうか?
2〜3回自転車に乗って、うまくいかなかったからって、
どうしたら自転車にうまく乗れるのかを家で考え続けてたら、
そのうちいきなり乗れるようになるのでしょうか?
中にはそういう特別なケースもあるのかもしれないです。
でも、多くの子が、どうやって自転車に乗れるようになるのかを、
ぜひ考えてみてほしい、と思うのです。
自転車って3歳とか4歳くらいから乗り始める子が多いみたいです。
あなたは起業家として何歳ですか?
どうしたら動けるのか
とはいえ、
考える前に動け、と言われても、
もともと考えてから動くタイプの方には
「どうやって動いたらいいのかわからない」
というふうになってしまうかもしれません。
どうしたらどんどん動けるようになるのか、
ポイントは3つあります。
バランスを取る
まず一つ目は、
バランスを取る、ということです。
起業家が、何か正解を求めて、答えを出したくて一生懸命考えても、
完璧に正しい答えを出せる、ということは100%ありえません。
完璧に正しい答えなんて、世の中には存在しないからです。
神様じゃないんだから、そんなの無理です。
なので、まず「完璧に正しい答えを出してから動こう」という考え方が、
そもそもものすごく偏った考え方なんだ、ということを自覚しましょう。
ではその反対に
「全く考えずにとにかく動き始めよう」という考え方はどうでしょう?
これはこれで、赤ん坊と同じです。
僕たちはある程度成熟した思考を持つ大人です。
何も考えずにいきなり動き出す、というのも、
かなり偏った考え方なんだな、ということがわかると思います。
ということは、その間のバランスを取ることが大事、ということです。
ではそのバランスはどのように取るのかというと、
感覚値ですが、だいたい30%です。
考えが30%まとまったら動き出す。
ランディングページとかでも、完成度が30%になったら、
もう公開してしまう。
考えが30%まとまったら、というのは、
「仮説が立ったら」
です。
「こうしたら、こうなるかもしれない」
で十分、ということです。
なぜなら、実際にどうなるかは、
やってみないとわからないからです。
やってみないとわからないことの答えを、
やってみる前に考えて答えを出そうとするのは
偏った考え方なんだということを知りましょう。
相手の立場に立って考えるのをほどほどにする
二つ目のポイントは
相手の立場に立って考えるのをほどほどにする、ということです。
僕たちはビジネスをしています。
ビジネスをしているということは、常に相手がいる、ということです。
マーケティングをするにしても、ライティングをするにしても、
相手の立場に立つ、ということは非常に重要なことです。
ですが、
相手の立場に完璧に立とうとすると、またそこには偏りがでてきます。
優しい人ほど、
「これをこんなふうにしたら、相手はどう思うのだろう?」
ということを一生懸命考えます。
これはとても良いことです。
だけど、その答えが出るまで動けない、というのでは考えものです。
そもそも、そこでも正しい答えなんて出せるわけがないのです
本当に相手の立場に立てるとしたら、
それはあなたが何をした時でしょうか?
一生懸命考えた時でしょうか?
いえ、違います。
あなたがその相手と、触れ合った時です。
たくさん話した時です。
先に動いてしまった方が、答えが出るのは圧倒的に早いのです。
動きたくても動けない、ということは、やっぱりあなたは動きたいのです。
相手がいることで、動きが止まってしまうのであれば、
その相手とたくさん話してみることです。
できるならば、その相手に喜んでもらうことです。
それだけで、どんどん動けるようになります。
自分の都合でイメージする
三つ目のポイントは、
うまくいったらどうなるのかを自分の都合でイメージすることです。
答えが出るまで動かない、ということは、
何か動いた時に出てくる良い結果と悪い結果の両方を、
同時に考えている状態と言えます。
そして、どちらかというと悪い結果の方が頭の中で強くなっているのかもしれません。
人間の行動原則は、
快を得たい、
不快を避けたい、
この二つだけです。
そして、不快を避けたい、という思いの方が勝ります。
なぜなら、人間も動物だからです。
動物の本能の根本は「サバイバル」です。
心地よく生きたい、よりも、死にたくない、の方が勝ります。
拳銃を突きつけられて、今夜の美味しいディナーのことは考えられませんよね。
だから当然、
答えが出るまで動けない、という状態で考えているのは、
その選択によって「どんな悪い結果が出るか」なんです。
もちろんそれだけじゃないと思いますが、
そちらの方を強く考えてしまっていることが多いはずです。
中には、漠然となんとなく考えていて、
良いこととか悪いこととかすら、よくわからない、という状態もあると思いますが、
そんな時には、自分が何を考えているのか一度紙に書き出してみてください。
うまく書かなくてもいいですから、
頭に浮かんでくることをどんどん書けばいいのです。
それだけでもかなり思考が整理できます。
多くの場合、悪い結果についてのことが多く書かれれると思います。
逆に言えば、良い結果の方を強くイメージできていたら、
その快を得るために、もう動き始めていてもおかしくない、ということです。
なので、いま直面しているその「考え事」を一旦考えるのをやめて、
「その行動をした結果、100%うまくいったらどんな状態になるのか」を
「自分にとって都合の良い形」でイメージしてみる、
というのをやってみてください。
これも紙に書き出せばOKです。
自分にとって都合のよくないものが出てきたら、
消してしまってOKです。
「いまこの考えをまとめてどう行動するか」を考えるのをやめて、
「自分はどんな未来を望んでいるのか」に集中することで、
その未来に向かうための行動を、自然と取りたくなってきます。
また、その未来に向かうための行動を取らないこと自体が、
だんだんと不快になってきます。
ぜひ、
正しい答えが出るまで動けないと思ってしまう時の3つのポイント
1.バランスを取る
2.相手の立場に立って考えるのをほどほどにする
3.うまくいったらどうなるのかを自分の都合でイメージする
この3つを実践してみてください。
動くから答えが出る
今日お伝えしたかったのは、
「答えが出たら動くんじゃなくて、
動くから答えが出るんだよ!」
ということです。
あなたが今、動きたくても動けなくて長い間悩んでいる状態に、あるとしたら、
また、
今後そういう状態になってしまうことがもしあったら、
今日お伝えした内容を実践していただくことで、
行動によって答えを出していけるようになりますよ。
まずは、
100%の答えなんてないんだ、ということを
しっかりと腑に落とすところから始めてみましょう。
やってみなけりゃわからないのです。
読んでいただきありがとうございました!