今日のお話を理解していただけると
集客の不安がぐーんと軽くなって、
しかも何を情報発信していけば良いのかもある程度見えてくるようになります。

「やめてください」
どんなお話なのかというと、
無意識にでも「集客しようとしているな」と相手に伝わった時に、
人は離れていきますよ、ということです。
洋服屋さんでの出来事
例えば、なんとなく洋服屋さんに入ったとします。
買う気が全くないわけじゃないけど、とりあえずなんとなく入った状態。
ちょっと見させてくださいねー、くらいの感じ。
そしたらお店に入って5秒くらいで後ろに店員さんの気配。
「うわ。。やばい。。。」
っていうこの感じ、わかりますか?
こういう店員さん、少なくないですよね。
そういうお店に限って、
本当に欲しい服があるんだけど、自分のサイズが店頭に出てなくて、
手に服を持ちながらキョロキョロ店員さんを探してる時は、
全然声をかけてきてくれない(笑)
まあそれは余談なんですけど、
つまり人、特に日本人は
「売り込まれセンサー」「集客されセンサー」
がとっても強く働くんです。
だから
「集客しよう、集客したいんだ!」
という意図が相手に伝われば伝わるほど、
人は離れていっちゃうんですよね。
北風と太陽
北風と太陽のお話と同じことです。
旅人のコートを脱がすために
必死で北風を吹きつけ続ければ、
旅人はコートを剥ぎ取られまいと、
コートをしっかりと握り締めます。
だけど、太陽がポカポカと照らすと、
旅人は「あー、あったかいな、きもちいな」って思って、
自然とコートを脱ぐんです。
もっと身近な例で例えてみましょう。
食べログの話
「食べログ」ってありますよね?
ここに二つのお店があります。
あなたはどちらのお店に行きたいですか?
A.
食べログの評価を上げるのに、日々一生懸命色んな対策をしているお店
B.
お客さんに喜んでもらうために、日々一生懸命お料理の研究をしているお店
もしかしたら、この答えは人によって違うのかもしれないし、
人によって違っていいと思います。
ただ、僕の答えは断然Bだし、
今まで僕が直接この質問をさせていただいた人は、
全員Bと答えました。
実はこのお話は、僕の家の近所のお店でリアルにあった出来事なんです。
僕はBのタイプのお店が行きつけです。
近所にAのタイプのお店もあって、
そのお店はやっぱり「食べログ」の評価が高いです。
じゃあ実際どちらの方がたくさんお客さんが入ってるかというと、
Bのタイプのお店なんですよね。
そのお店は旬の食材を仕入れて、
その季節にあった新しいメニューをどんどん提供してくれます。
そして心から美味しいと思える料理ばかりです。
お客さんのために一生懸命美味しい料理を作ってくれます。
なぜか行きたくなっちゃうシェフのfacebook
そこのシェフとはfacebookで繋がっているのですが、
facebookで何か宣伝や売り込みをすることはもちろんありません。
ただ、そのシェフのfacebookを見ると、
お店に行きたくなっちゃうんです。
なぜならシェフは
「仕入れ」の様子をfacebookにアップするからです。
あれを仕入れたこれを仕入れた、この時期はこれが美味しそう。
そう行った内容を楽しそうにアップしてくれます。
実際楽しいのだと思います。
だからそれを見た人は
「今度はこれでどんな美味しい料理を作ってくれるんだろう」
っておもわず思っちゃうわけです。
シェフはそんなことは意図していないと思いますが、
実はその投稿はかなり効いてると僕は考えています。
集客のために書いても人は集まらない
つまり、もしあなたがもっと集客を成功させたいのならば、
集客のための記事を書いても人は集まらない、
ということです。
そうではなくて、
あなたが楽しそうにしていること。
そして楽しそうに、お客さんの喜びのために
自分を成長させたり準備したりしている様子。
そういう様子を単発ではなくて、
繰り返し(毎日とか一日何度もとかじゃなく)継続的に
伝えていく、ということです。
特にfacebookはそういう投稿が有効だと思うし、
周りの起業家の方を見ても、
そういう投稿の方の方が爽やかに、しっかりと売れてます。
何よりそういう方って自然体です。
・本音でオススメしたいわけじゃないけど、タグ付けする決まりだからタグ付け
・やりたくないけどみんなやってるから自撮り
・とっくにネタなんかないけど無理やり一日3回投稿。
もうこういうのって、流行らないですよ。
流行らないって表現をわざと使ったのはなぜかというと、
だってあなたもそういうのを見た時
「ああ、それ系のことやってるのね」
って思いません?
「心から自分の楽しみとお客さんの喜びのためにやってる」
とは全然伝わらないんですよね。
ただただ
「集客のためにやってます」
と伝わる投稿に見えてしまいます。
やりなさいって言われて、やりたいと思ってないことをやるなら
会社に勤めてる方がお給料も安定していただけるので、
僕はその方がいいと思います。これは嫌味とかじゃなく真剣に。
せっかく起業をするなら
「自分の楽しみとお客さんの喜びのため」の行動を、
情報発信にもサービス提供にも一貫させるべきです。
簡単なことです。
・自分がワクワクしないことはやらない
・お客さんの喜びにならないことはやらない
これだけのこと。
とにかく集客、とにかく売上、って
そんなふうに自分よがりや目先の不安であくせくしないことです。
それをやればやるほどお客さんは離れていきます。
日常だったら絶対にやらないようなことを
お金が絡むビジネスになるとやらかしちゃう人って大勢います。
あなたはそんなふうにならないようにしてくださいね。
無意識にでも「集客しようとしているな」と相手に伝わった時に、
人は離れていきます。
このお話を理解していただけると
集客の不安がぐーんと軽くなって、
しかも何を情報発信していけば良いのかもある程度見えてくるようになります。
まだちょっとよくわからなかったら、
ぜひ繰り返し読んで落とし込んでみてください。
「嫌がられることをせず、喜ばれることをしよう」
というただそれだけのことを、
具体的に例えを使ってお伝えしているだけですから。
簡単です。