誰にだって、思うように売れない時があります。
キラキラしているあの人も、
売れっ子で広告とか出しまくってるあの人も、
思うように売れない時が必ずあります。
あなたも、思うように売れない時ってありませんか?
そんなとき、あなたならどんなことを考えますか?

うーん、どうしたらいいんだろう
なんで売れないんだろう?
思うように売れない時って、
「なんで売れないんだろう?」って考えてしまいませんか?
だけど、なんで売れないんだろうって考えても、
なかなか答えって出ないんですよね。
そもそも「売れる」とか「売れない」っていうのは、
もちろんこちらで原因を作っていることはあるけど、
決めているのはこちらじゃないんですよね。
もし、売れないんだとしたら、
その結果を決めているのは「買わない」という選択をしたお客さんです。
だから、
「なんで売れないんだろう?」なんて考えても、
「売れない原因かもしれない大量の妄想要素」が出てきてしまうだけで、
より良い結果に結びつく答えが出てくることなんてほとんどないんです。
そもそも「売れる」「売れない」は結果
そりゃ誰だって売れたいです。
だけど、売れるとか売れないっていうのは、
こちらでコントロールすることはできないですよね。
お客さんあってのことですし、お客さんが決めることです。
そういう意味で、
「売れる」も「集客」も結果でしかなく、
「これをやれば売れる」とか
「これをやれば集客できる」なんていうのも、
過去の実績に基づいて言っているだけのことであって、
今これからにそれが通じるかどうかは全く別問題です。
僕たちにコントロールできるのは「結果」ではなく、
「結果」を生み出すための「原因」となるべく、
自分をコントロールすることだけです。
つまり大切なのは、
「今、何ができるか?」
を自分に問いかけることです。
どうして買ってくれたんだろう?
思うように売れない時って、
売れない理由にフォーカスしてしまいます。
例えば、30人に買って欲しかったのに、6人しか買ってくれなかった。
なんでこんなに売れないんだ。5分の1じゃないか。
なんてことを考えてしまうわけです。
ただその時大切なのは、
それでも買ってくれた人がいる、ということです。
思うように売れない、っていうのは、
自分の中にある「思うように」が実現していないだけであって、
実際に心が動いて買ってくれている人はいます。
その人は、いったいなぜ買ってくれたのでしょうか?
何を求めて買ってくれたのでしょうか?
何が決め手になって買ってくれたのでしょうか?
一番簡単なのは、
買ってくれた人に聞いてみることです。
僕たちってつい、
買ってくれなかった人に、
「なんで買ってくれなかったんですか?」
って聞きたくなっちゃいませんか?
だけどそれって、
個別の都合の話がいろいろ出てくるだけで、
それを一つ一つ潰していっても、誰も喜んでなんてくれないんです。
思ったより少なかったとしても、買ってくれた人に、
「なんで買ってくれたんですか?」
って聞くことができたら、
まだ迷っている人の背中を押せる情報が見つかるかもしれませんよね。
フォーカスを変える
思うように売れない時って、
「売れていない」ということばかりを見てしまいます。
だけど、本当にフォーカスすべきは、
「目的」と「目標」です。
例えばさっきの話であれば、
30人の人に買ってほしい、が目標ですね。
ではその目的はなんだったのか。
どんな目的があって、30人の人に買ってほしかったのか。
30人の人に買ってもらったその先で、どんな未来が待っててほしかったのか。
それを明確にできれば、
30人の人に買ってもらうっていうことは、
数ある手段の中の一つだった、なんていうこともあるかもしれません。
目的ということでひとつ大切な視点があるとしたら、
それは、
「それを販売することで、未来にお客さんとどんな世界を共有したいのか」
です。
ビジョンは人の心を動かします。
僕たちの目的とお客さんの目的が重なったら、
お客さんは買わない理由がなくなるのです。
「なぜ売れないのか」を考える前に、
「何が目的なのか」「目的の重なる部分はどこなのか」を考えてみるのはどうでしょうか?
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それから、もうひとつ大切なことは、
自分一人で考えないことです。
自分一人で考えると、
どうしてもネガティブな方に意識が引っ張られてしまいがちです。
「売れない」と思い込んでしまっている時なんて特にそうです。
今、客観的にどう見えるかを教えてくれる人に
聞いてみるのも良いかもしれません。
思わぬ見落としがある可能性もあります。
人間って自分の顔も自分の背中も、
鏡でもない限り見ることができないんですよね。
自分のことなのに、ぜーんぜん見えてないことが、
結構たくさんあるかもしれません。