決断を妨げているのは年齢ではない

前回は、
「自分自身を理解すること」の大切さをお伝えしました。

ビジネスで成功するのも、
人生を成功させるのも、
どちらも「自分自身をいかにコントロールするか」が鍵を握ります。

そして、
そのためには、
自分自身のことをきちんと理解していないといけません。

家電製品だってそうですよね。

使い方を理解していないと、
正しく使うことはできません。

自分自身を正しく操作しようと思ったら。
自分自身のことを理解している必要があります。

そして、もう一つ大事なことがあって、
それが今日のテーマになります。

今日のテーマは
「自己理解に対する歪み」
です。

これをきちんと理解して対処しないと、
失った若さに嘆いてばかりの人生になってしまう可能性が高くなります。

それでは、
人生効率が悪いですよね。

人生効率というのは、
少ない体力的、時間的、精神的コストで、
より幸せに生きる時間を長くすることで高まるものなので、
嘆いてばかりではそれとは逆方向です。

では、
自己理解に対する歪み、とはどういう意味でしょうか?

それはシンプルに言えば、
「もう遅いと思ってしまう」
ということです。

気をつけないと僕たちは、
過去を振り返って、過去を羨んでいる時間を長く過ごしてしまうことがあります。

「あの頃は良かったよね」
みたいなことばかり考えている状態です。

20代は、働かなくても良かった学生時代を羨みますし、
40代は、まだ社会的な責任が軽く気ままに生きられた20〜30代を羨みます。
60代になると、若い頃に憧れがあったけど、実現できなかったことを思い浮かべてため息をついたりします。

これらはみんな、
「もう年をとってしまった。もう遅い」
と思っている状態ですよね?

こうなってしまうと、
どんなに自分自身のことを理解しても、
その理解が歪んでしまい、
理解の後の行動に繋がらなくなってしまいます。

例えば、
フルマラソンを完走できる体力があるとします。

このことをきちんと自分で知ることができたら、
「私はフルマラソンを完走できる」
という自己理解になりますよね?

ところが、せっかくそれを理解しても、
「でも、もう○○歳だから、そんなに走ると良くないかもしれない」
「周りに人もそう言ってるし、笑われたり馬鹿にされたりするかもしれない」
と、全く合理的ではない理由で、
その先の行動にブレーキをかけてしまう、ということがよくあるんです。

もちろんマラソンは例え話です。

でも、
マラソンだけでなく、
年齢を理由に合理的ではない判断で、
何かを諦めてしまう、ということが起きやすくなるんですよね。

なぜそうなるのかというと、
周りの同年代の人に、
若かった頃を羨み、物事を諦める人が増えるからです。

自分の周りにそういう人が増えてくることで、
まるで文化であるかのように、
無意識にそれを受け入れていってしまうんですよね。

でも、
それは全く合理的ではありません。

合理的ではない、ということは、
効率の悪い思考、と言えます。

せっかく自分自身のことを理解して、
何がやりたいのか、どう生きたいのか、
それに向けて今何ができるのか、
何を学び、どのように成長する必要があるのか、
そういったことを知ることができてきているわけです。

それを、
年齢を言い訳にして歪ませてしまわないようにしましょう。

決断を妨げているのは、
年齢ではありません。

心です。

心一つで、人生は変わります。

何かを始めるのに、
遅すぎるということはありません。

いつだって、
今が一番早いんです。

何か伝わるものがあれば幸いです。

 

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