ちょっと前に、
「スープストック事件」を通じて、
コンセプトの大切さをお伝えしました。
スープストックは
「世の中の体温を上げる」
ということをコンセプトに、さまざまな施策を打ってきていたんですよ、
というお話をしましたよね。
実は、
あのメールを書くことを通じて、
僕自身「僕のコンセプトってなんだろう」
って改めて考えるようになったんです。
ここ最近は、
ずっと「嬉業」というコンセプトを掲げてプロジェクトを行ってきました。
もちろんこれは僕が大切にしているコンセプトで、
「嬉しいことをして、嬉しい人を増やす。それが嬉しい」
という思いで立ち上げたものです。
ただこれは、
一つの商品に対して色濃く反映されているコンセプトで、
僕の活動、僕がしていきたい活動の全てを表現できているか、と言われると、
ほんの一部しか表現していないな、と気づきました。
例えば、
スープストックのコンセプトは
「世の中の体温を上げる」ですが、
その商品の中に、
【ゴッホの作品「玉葱」をイメージした、オニオングラタン風のスープ】
というコンセプトを掲げた「ゴッホの玉葱のスープ」という商品があります。
「ゴッホの玉葱のスープ」は「世の中の体温を上げる」という、
スープストックのコンセプトに合致する商品ですが、
【ゴッホの作品「玉葱」をイメージした、オニオングラタン風のスープ】というコンセプトが、
スープストックという企業のコンセプトを表現している、わけではないですよね?
僕もそういう状態になっている、
ということに気がついたんです。
僕のメルマガを何年も前から読んでくださっている方はご存知だと思いますが、
僕は「脱・集客」というコンセプトを掲げて活動していた時期があります。
「脱・集客」というのは、
「集客という自分都合の活動にエネルギーを使うのではなく、お客さんへの貢献に一番エネルギーを注ごう」
という考えを、一言にまとめたものでした。
これは当時、
ものすごくたくさんの方に共感していただくことができ、
その頃に僕のお客さんになってくださった方の多くが、
今でも僕とやりとりをしてくださっています。
ただ、
今思うとこの「脱・集客」も、
さっきの「ゴッホの玉葱のスープ」
と同じようなものなんですよね。
僕がしたい活動コンセプトの、
全体を表しているわけではない。
「なんでこうなっちゃってるんだろう」
って考えた時に、
僕は「商品」とか「ビジネス」という単位で、
コンセプトを考えてしまっているからだ、
ということがわかりました。
いや、
それが悪いというわけではないんです。
ただ、
僕は起業して会社をやっているとはいえ、
内情はほとんど個人事業主のようなもの。
かつ、
物資的な商品を扱っているわけではなく、
僕が発信する情報や、僕自身が商品になっている状態です。
となれば、
「僕自身がどう生きるか」
ということが、
僕のビジネスの根っこになるコンセプトとなっている必要があります。
なぜなら、
そこから直接商品やサービスが生まれていくし、
そこから情報が発信されていくからです。
つまり、
中野太智という、僕自身の、
「世の中の体温を上げる」
みたいな、生き方を表現するコンセプトはなんなのか、
ということを考える必要がある、ということです。
思えば僕は、
「売れて○○円稼げる」ということよりも、
「それによってどんなライフスタイルを実現できるのか」
ということを重要視してきました。
・家族といつでも一緒にいられる
・趣味に打ち込むことができる
・好きな時に旅行に行ける
・そんな生活をしながら、お客さんに最大限喜んでもらえる
こういったことを、
いろんな角度からメッセージとして打ち出してきました。
つまり僕がしたかったのは、
「ライフスタイルの提案」だったということです。
だから、
「嬉業」とか「脱・集客」では、
語り尽くせないものがあった、ということなんですよね。
では僕は、
どんなライフスタイルを提案したいと考えているのか。
それこそが、僕の活動コンセプトになるはずです。
今年に入ってから、
「人生効率を上げる」
ということを伝えてきました。
これも一つのコンセプトだと思ったのですが、
でも、
「人生効率を上げる」って、目的ではないですよね。
何らかの目的があって、
そのための手段として「人生効率を上げる」ということがあるはずです。
では目的はなんなのか。
僕はどんなライフスタイル提案をしたいのか。
それを、
じーーーーーっと考えた時に出てきたフレーズ。
それが、
「夢中を生きる」
でした。
「夢中を生きる」
というのは、
学生時代に部活にのめり込んだことがあれば分かると思うのですが、
何か、没頭するものがあって、
人生の向上のためにそのエネルギーをそこに注ぎ込んでいる生き方、
のことです。
結局、
これが一番人生効率が良いと思うのです。
「わーー、今日もやりきったー!」
そんな充実感がある毎日、
これが、僕が思う、
「夢中を生きる」
というライフスタイルです。
そして、
そういうライフスタイルを実現したい人を、
僕は支援したかったんだな、
ずっとそうだったんだな、
ということに気がつきました。
「脱・集客」だって、
お客さんのための価値提供に没頭したい人のためのコンセプトでした。
「嬉業」も、
自分の嬉しいを人の嬉しいに変えて、
時間効率と収益効率、エネルギー効率を上げたい人のためのコンセプトです。
つまり、
どちらも「夢中を生きる」を実現するための、
手段としてのコンセプトだった、
ということなんですよね。
もし「夢中を生きる」ということが実現できたら、
ものすごく人生効率が上がると思いませんか?
今、
この文章を、かなり勢いに任せて書いています。
なので、
伝わるのか伝わらないのか、正直わかりません。
僕はいつもこういう文章を書くときは、
あとから見直して、伝わりづらそうな部分は修正したりして、
それから送信するようにしています。
が、
今日はもうこのまま出しちゃおうと思います。
勢いが伝わって欲しいからです。
なので、
何か伝わるものがあったら、
なんでもいいので感想を送ってもらえると嬉しいです。
もし、
よくわからんって思ったら、
よくわからんって送ってください。
僕が僕の思いの丈をそのままぶつけたとき、
どんなことがどれくらい伝わるのかが知りたいです。
感想フォームはこちらです。
→ https://03auto.biz/clk/archives/llrmbx.html
よろしくお願いします。