とても大事なことなんだけど、全然思い出せない。
しばらくして、それと全く関係ないことをしているときに、突然思い出す。
そんな経験ありませんか?
ずっと考えたり悩んだりしていることがあって、でも全然答えにたどり着けない。
だけど、しばらくしてそれと全く関係なことをしている時に、突然ひらめく。
そんな経験ありませんか?
これはいったいなぜ起きるのでしょうか?
じつは、脳は24時間ずっと考えている、と言われています。
生理機能で考えるとわかりやすいのですが、あなたが眠っている時にも心臓は動き、呼吸もします。
これは脳がそのように命令をするからです。
いついかなる時も脳は、その機能を停止することはありません。
それは、思考に関しても同じなのです。
眠っている間も脳は何かを考えているから、夢を見るのです。
では、なぜそのことを考えていない時に突然思い出したりひらめいたりするのでしょうか?
答えは「脳は問いかけられたことの答えをずっと探しているから」です。
脳には質問をすると、返事をしようとする機能があります。
「今日は何を食べようかな?」
「昨日は生姜焼きだったから、今日はお刺身にしよう」
とか。
人間は常に脳に問いかけ、その答えに基づいて行動しているのです。
同じことは無意識の間にも行われています。
人間は、1日に6万回もの判断をしています。
その判断の裏に、必ず「質問」があるのです。
自分に対してネガティブな質問をしている時に、どんどん脳が疲れる感じがしたことはありませんか?
例えば「どうして自分はダメなんだろう」「なんでできないんだろう」
とか。
これらの質問には答えがありません。
なぜならその質問は答えるための質問ではなく、自分を批判するための質問だからです。
ところが、そういった答えのない質問に対しても脳は答えを出そうとします。
そして、存在しない答えを求めて脳は働き続けるのです。
だから、脳が疲れるのです。
僕がよく、
「どうしたらいいか、の前に、どうしたいかだ」というのもそのためです。
自分はどうしたいんだろう、という質問に対しては、脳は心にアクセスすることで答えを出すことができます。
今日、何に感謝をしよう
今日、何をして成長しよう
今日、どうやってあの壁を乗り越えよう
そんな質問を自分に問いかけることを心がけてみてください。
不思議とそのことを考えていないときに、どんどん答えが湧いてきます。
なぜなら、脳はずっと答えを探しているからです。
どうぞ、自分を成長させる質問を自分に問いかけることを習慣にしてみてください。