「社長ってすごくない?」
なんて言ってもらえることがあります。
そりゃそんな風に言ってもらえるのは嬉しいんですけど、
べつに何もすごくないです。
すでに個人事業主をされている方なんて良くわかると思うのですが、
べつに社長という肩書きを持つこと自体は何もすごくないです。
作るもの作って、
法務局に出すと、
会社できちゃいます。
だけど、確かに個人事業主で動いていた時よりも、
社長としての名刺を持っている今の方が、相手の反応が違うなって思うときはあります。
それは、信用の面とかももちろんあると思っています。
僕は、僕みたいな一人会社の社長なんかより、
もっと大きい企業の部長とか、課長とか、
そういうのをやっている人の方がすごいんじゃないかなーって思っていたのですが、
先日読んだある本に、とても素晴らしいことが書いてあって、
それでとてもストンと落ちました。
それは、
「肩書きは取るべき責任の範囲の名称」
なるほどなー、っと思いました。
確かに僕は一人会社の一人社長で、
その責任は全部僕が負うし、
たとえ社員がいたとしても会社で起きたことの責任はすべて僕が負う。
これから社員ができて部長とかいるようになったら、
その部長の下で起きたことは部長の責任になるのだけど、
それでも部長は社長としての僕の下にいるわけだから、
やはりその責任は僕が負う。
偉いとか、上下関係が、とかじゃなくて、責任の範囲の名称。
今書きながら思ったのですが、
「下」という表現ではなくて「中」という表現ができたら、
冷たい上下関係じゃなく、もっとホスピタリティーのある関係になるんじゃないかなーって思いました。
僕には、いつ社員ができるかなー。
今のところ、社員が欲しいとは思っていないですが。