前回、何もかも許されるなら何をしたいかリストアップしてください、とお伝えしました。
何もかも許されるなら何がしたいか。
誰にも怒られないなら、誰からも後ろ指を指されないなら、いくらでもお金があるなら、
何がしたいか。
何者でありたいか。
それをリストアップしてください。
そして、それが全て実現された、究極に満たされた状態の自分をイメージしてください。
濃厚にイメージして、妄想して、味わってください。
とお伝えしました。
そして、その究極に満たされた状態をイメージした時に、
どんな人のために、どんなことがしたいか。
世界のどんなところを変えたいか。
社会の何を変えたいか。
それをイメージしてください。
人は心から満たされた時、自分をもっと成長させたい、社会に貢献したい、そういう気持ちが生まれます。
その極めて純粋な感情で以って、いったいどんな自分を実現し、どんな風に社会に貢献したいかをイメージしてみてください。
それが、あなたの夢です。
夢という言葉の定義は人によって様々ですが、
僕の定義では「一生涯かけてこう在り続けたいという自分の姿」であり、
「一生涯かけて叶え続ける成長の指針」です。
つまりある時点で叶うものではなく、一生涯かけて自分を成長させ、社会に貢献し続ける中で叶え続けるものです。
心から満たされた自分の極めて純粋な感情で、
世界の何を変えたいか。どんな人の役に立ちたいか。
そして、その時自分が大切にしたい価値観はなんなのか。
価値観とは、とても大事な選択を迫られた時の判断基準です。
その価値観を、どんな風に大事にしたいのか。
「満たされている」「貢献」「価値観」これを大事にしながら、
「一生涯かけてこう在り続けたいという自分の姿」
をイメージしてください。
明確にしたり、具体的にする必要はありません。
夢とは、詩のようなもので、抽象的に書くことをお勧めします。
なぜなら、夢は自分の成長の指針であり、それを叶え続ける道筋はいくつあっても構わないからです。
あまり具体的に夢を設定してしまうと、そこから外れた感覚を得た時に、簡単に挫折しやすくなるし、
挫折する理由を自ら与えることになってしまいかねません。
だから、自分が心から一生涯かけてこう在り続けたい、一生涯かけて叶え続けたい成長の指針、
それを詩のように、抽象的に描いてみてください。
大事なのは「満たされている」「貢献」「価値観」です。
違和感がなくなるまで何度も何度も書き続けてください。
夢はどんどん更新して構いません。
一度決めたからといってそれにしがみつく必要はありません。
違和感を覚えるくらいならどんどん更新してください。
そうやって、夢を書くことができたら、
いよいよその夢を満たすための行動=「やりたいこと」を設定する段階に入ります。