五感、という言葉があります。
五感とは、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚のことです。
さらに細かくしていくと、
温覚、冷覚、痛覚、運動覚、圧覚、振動覚など、いろんな感覚があります。
これは機械的に言えば、センサーです。
体は、いろんな感覚をセンサーとして受け取ることができるようになっています。
さらにそれだけでなく、体はモニターにもなります。
例えば、黄疸といって、顔が黄色っぽくなってしまう症状は、肝臓に負担がかかっていますし、
耳たぶにシワが入るのは、脳梗塞の疑いがありますし、
アキレス腱が太くなるのは心筋梗塞のリスクが高くなっています。
嫌なことがあった時に胃が痛くなる人もいます。
例えばその肩こりは何が原因でしょうか?
その、首のあたりの重だるさは?
なんとなくやる気がでないその感覚の原因はなんでしょうか?
精神的なストレスが体に影響を及ぼすことはもはや広く知られていますが、
その原因を取り除こうとする人は、症状を持っている人よりずっと少ないように思います。
体はセンサーであるとともに、モニターでもあります。
自分のモニターが、どんなメッセージを発しているか、
自分の体のことだからこそ、目をそらさず見つめることで、
その不快感を、取り除くことができるかもしれません。