先日トラストコーチングのコーチ仲間とものすごい長電話をしました。
最初はビジネスの話とかしていたのですが、そこからなぜか宇宙の話になりました。
宇宙はどうやって始まったのかっていうと、
ビッグバンからはじまった、ということになっていますが、
ビッグバンの前って何があったんでしょうか。
ここからは僕の妄想なので、正しいとか間違ってるとかそういう話は抜きでお願いしたいのですが、
僕はビッグバンの前は「無」であったと思います。
ただ、「無」というのは何もないというわけではなくて、
すべての対称性が保たれていて、一切の矛盾がなく循環している状態、だと思います。
何かが、規則正しくぐるぐると、完全な対称性とバランスを保ちながら循環している状態、
これがビッグバンの始まる前の状態だと思います。
そして、その完璧な循環に、何かの拍子で矛盾が生じました。
つまり、無かったものが有る状態になってしまったんです。
それによって、バタフライエフェクトが起きました。
バタフライエフェクトというのは、
「ブラジルで1羽の蝶が羽ばたくと、テキサスで竜巻が起こるか」という話で、
和風にいうと
「風が吹くと桶屋が儲かる」みたいな話です。
つまり、どんな小さな変化でもその先の大きな変化につながる、ということです。
それまで、大きな無が完璧な循環を保っていたのですが、
何かの拍子にそこに矛盾が生じて、そこですべてのバランスが崩れました。
すべてのバランスが崩れる中で、その矛盾を解消するために、
どんどん新しいことが生まれて行きました。
たった一つの矛盾を回収するために、新しい事象が発生し、それが矛盾を生じ、また新しい事象が発生する。
まさに、バタフライエフェクト的な矛盾の連続が起きたのです。
僕はこれがビッグバンなのでは、と思っています。
それがものすごい勢いで起きたことについて「インフレーション」という言葉が生まれたんじゃないか、とも思います。
そんな風にして、その矛盾を回収するために、
星を作らざるを得なかった。空間を作らざるを得なかった。
星には大気を作らざるを得なかった。恒星や惑星、衛星を作らざるを得なかった。
すべては矛盾の回収。
それを回収するために、生物が発生した星もあって、その一つが地球。
つまり、僕は思うのです。
僕自身が、ビッグバンの先端であり末端であると。
別に僕だけってわけじゃなくて、今存在するすべてがビッグバンという連続性のある矛盾の先端であり末端なのではないかと。
つまり、僕の考えでは、ビッグバンはまだ続いているのです。
だから、世の中には理解しがたい矛盾が大量にある。
ビッグバンそのものが矛盾だとしたら、今の宇宙は、それそのものが矛盾ということになります。
つまり矛盾がデフォルトなのです。
そして、僕たち起業家は、世の中にある矛盾と感じる部分をなんとかしたいと思う人種です。
僕みたいな零細な起業家だけではなく、世の中の何かを変えたいとか、なにか新しいことをしたいと思っている人のすべてが、
そういう人種なのだと思います。
だから世の中にできることってまだまだいっぱいあるし、きっとなくならないんですね。
世の中の矛盾に憤るより、
矛盾はデフォルトと受け止めて、今自分はどうするか、を考えていきたいと思います。