起業家をコーチングしている時にまれに起きることですが、
「お金になればとにかくなんでもいい」
というスタンスになってきてしまう方がたまにいます。
そんな時僕は、
「あなたは、ビジネスがしたいんですか?お金儲けがしたいんですか?」
という質問をします。
するとほとんどのクライアントさんは、
「ビジネスがしたいです」
といいます。
そこで質問を重ねます。
「それでは、ビジネスとお金儲けの違いを教えてください」
すると考え込み始めます。
つまり、ビジネス=お金儲け
になり始めていたんですね。
でも、なんか違うぞってなんとなく気がついている状態です。
そのうち、
「お金儲けはイメージが悪いけど、ビジネスは悪くありません」
というような答えが出てきます。
だから、さらに質問をします。
「イメージの悪いビジネスっていうのもありますが、そういうのはどう思いますか?」
すると、
「そういうのはビジネスでも、お客様に嘘をついたりとか、貢献がないように感じるので、結局お金儲けと変わらない気がします」
なんて答えが出てきます。
そこでさらに質問をします。
「そうですか。では、あなたはお客様に嘘をついたり貢献がないビジネスがしたいですか?それとも正直で貢献のあるビジネスをしたいですか?」
「後者ですね」
「では、今やろうとしていたことはどうですか?」
「嘘をつこうとはしていませんでしたが、確かに貢献とかは全く考えていませんでした。もっと自分のできるところから、周りの人に喜んでもらいたいと思うようになりました。ありがとうございます」
なんていう会話が、コーチングの中で生まれたりします。