自分が絶対に嘘をつけない相手、それは自分です。
しかし、大人になればなるほどほとんどの人が、
社会の中で何かを保つ為、
他人に対して素直な自分をさらけ出すことができなくなります。
赤ちゃんは、お腹が空いたら泣いて騒ぎます。
「おぎゃーーーー(はらへったーーーー)」
って。
でも、どうでしょう。
電車に乗ってたら、隣に座ってるどうみても部長クラスのおじさんが、
「うえーーーーん!!!!おなかすいたよーーー!!!!おかーーさーーーん!!!」
って。
怖すぎです。
大人は、社会に適応するために、外に対して演じることを学んでいきます。
ここまで読んで、
「それの何が悪い」
と思った方。
要注意です。
なんでだと思います?
僕はここまで、一つも、
良いとか悪いとか言っていないし、実際良いとも悪いとも思っていないんです。
ただ事実を伝えています。
大人になると、すぐに良いとか悪いとか決めようとします。
そして、良い方にいれば安心するし、
悪い方にいると思うと、自分を良い方に正そうとします。
でも、誰もそれに対して良いとか悪いとか評価しているわけではないし、
そんなにみんながみんなあなたのことを気にしているわけでもないし、
みんなそれぞれ自分のことで忙しいんです。
でも、
社会に適応していなければまずいことになる、という不安から、
多くの人が社会的な自分を演じるようになります。
さっきも言った通り、それがいいとかわるいとかという話ではないのです。
ただ、
その演じている自分が、本来の自分とあまりにも乖離してくると、
心や体にいろんな症状が出てきます。
最近サラリーマンに「うつ」が多いそうですが、
それだって、そういう原因があるんじゃないかと思っています。
そんなになる前に、会社に行くのをやめればいいと思うんですが、
社会に適応しているためにはその選択ができないんですね。
自分の命と、会社と、どっちが大事かって言われたら、
僕は絶対自分の命です。
自分だけは自分に嘘をつくことができません。
だから、どれだけ演じてもいいから、
自分を愛することだけは、続けていきたいと思います。