将来に対してなんとなく不安がある、という方がいます。
なぜ不安なのかを聞いても、なんとなく、漠然とした不安、という答えしかでません。
彼はいったいなぜ不安なのでしょうか?
あなたは、
不安と恐怖の違いはなんですか?
ときかれたら、なんと答えますか?
言葉の定義とは面白いもので、
人それぞれ同じ言葉にも違う定義を持っていたりします。
僕の場合、
不安は、「対象が定まらず、漠然とした嫌な感情があり、心が安定しない」
恐怖は、「対象が定まっていて、それに対して恐ろしいと思う」
と定義します。
大きな違いは、対象が定まっているかどうかです。
そして、対象が定まらないと対策が打てません。
未来に対して漠然とした不安を抱える場合、
「今のまま未来を迎えたら自分はどうなってしまうか」
をイメージしてみてください。
お金がなくて困っているのか、
健康を害しているのか、
周りに誰もいなくなってしまうのか、
その他もろもろ。
あなたは、そのイメージのどこに恐怖感を抱いているのでしょうか?
それがわかったら、
それがどうなったら、その恐怖を感じないのでしょうか?
それを想像していくと、だんだんと対策法が見えてきます。
対策法さえわかれば、不安は不安でなくなります。
対象が明確になっているので、あとはそれをやるかやらないかに絞られるからです。
不安は漠然としたままだから不安になります。
どんなイメージから不安を感じているのかを明確にし、
それを一旦恐怖に置き換え、
それがどうなったら恐怖で無くなるかを考え、
そうなるように行動する。
これだけなのです。