思考と、感情と、意思。
全て、頭の中で考えていそうな、つまり脳の働きに関する事柄だということは、共通していそうです。
しかし、これらの違いを説明する、となると、非常に難しくなります。
実際に、これらの違い、それぞれなんなのか、説明できますか?
僕にはかなり難しいです。
なので、まず辞書で調べてみました。
思考:考えること。知識や経験をもとに、あれこれと頭を働かせること
感情:物事に感じて起きる気持ち。外界の刺激や感覚や観念によって引き起こされる、ある対象に対する態度や価値付け
意思:何かをしようとするときの元になる気持ち
とのことです。
となると、思考と意思は自分で決められて、感情は引き起こされてしまうどうにもならないもの、
という感じがしてくるのですが、
これは本当にそうなのでしょうか?
よく「意思を強く持て」なんていいますが、
それってどうやるのでしょうか?
意思って、強くしたり弱くしたり、いったいどうやってコントロールするのでしょうか?
「意思を強く持つぞー」って気持ちを高ぶらせていこうとした時に、実際に高ぶっているのって意思ではなく感情ではないでしょうか?
僕の考えでは、意思はコントロールできないが、感情はコントロールできる、となっています。
僕の考えでは、
思考はコントロールできる。
感情は、ある程度コントロールできる。
意思は直接コントロールはできない。
そして、思考と感情と意思は、及ぼす影響の範囲が違います。
意思は感情、思考、行動に常に影響力を及ぼす第一のフィルター
感情は思考や行動に影響力を及ぼす第二のフィルタ
思考は行動をどのようにするか、またはしないかを判断する検閲機関
と僕は考えています。
そして、コントロールできる思考と感情、それからコントロールできない意思、
この二つをつなぐ架け橋になっているのが、信念、ではないかと考えています。