コーチングセッションの中で、
「やりたい、やらなきゃ、って思ってるんですが、実際に行動に移せないんですよ」
って言われることがあります。
その場合の僕のアプローチは二つです。
1.その行動を起こすということを、どう捉えているかを確認する
2.本当にやりたいのかを確認する
僕の場合は2番のアプローチが多いです。
というか、
「◯◯さんは、それをやりたいって言いながら、他のことを優先して行っています。僕から見ると、それってそんなにやりたいことに見えないのですが、どう思いますか?」
結構辛辣なアプローチですよね。
でも、僕はこういう表現をよく使います。
(クライアントさんに嫌われるかもしれない、という気持ちを持ってたらコーチングなんかできません)
上記のメッセージを送った後、状況は二つにわかれます。
本当にそんなにやりたいわけじゃなかった場合と、
本当にやりたいんだけどできない場合です。
やりたくないのはいいんです。もうやらなきゃいいので。
でも、本当にやりたいと思っているのに行動が起こせない場合はどんなアプローチを取るのかというと、
その先を見せる、というアプローチです。
あるクライアントさんは、
憧れていた会社にやっと入社して、
社長のこともとても尊敬していて、
その社長から直々に目標数字を言い渡され、
達成したいと思っているのに、行動が起こせない状態でした。
よく確認してみると、
そのクライアントさんは、
「その会社に入社することがゴールに設定されたまま」
の状態になっていました。
これでは行動には移りません。もうすでに、目標を達成してしまっているからです。
僕は目標達成のプロとしてコーチをしていますが、
目標よりも大事なのはその目的です。
そのクライアントさんには目的を思い出してもらい、
詳細化、明文化することで、今は心のエンジンに炎をたぎらせて、
目標達成街道をひた走っています。
あなたが今やりたいと思っていてできなことは、
本当にやりたいことですか?