僕には、
自分はほとんど口にしたことがないけど、
人からはよく聞くなーという言葉があります。
例えば、
「向いてない」
です。
向いてるとか向いてないとか、
それって一体どういう意味なんですかね?
自分にはその能力がない、ということでしょうか。
いや、そうじゃないですよね。
その仕事をやりながらも、
「この仕事、自分には向いてないんだよなー」
なんてことを言う人もいますから。
向いてないというのは、能力の有無ではないですね。
では、向いてないってなんなのでしょうか?
好きじゃない、ということでしょうか。
でも、好きなんだけど、向いてないって言う人もいるので、
好きじゃないのと向いてないのはイコールではなさそうです。
向いてないって、いったいどういう意味なんでしょうね。
なんだか、僕には実態のない言葉に感じます。
僕には営業は向いていません。
僕には経理は向いていません。
僕には経営は向いていません。
向き不向き、つまり適性という言い換えもできるかもしれませんが、
でも、
「自分には向いていません」という言葉を吐くとき、
その人は、何かうまい逃げ言葉を探しているだけのように僕には感じます。
努力することから逃げるためには絶好の言葉ですよね。