僕たちコーチは、
「チャンクダウン」ということをよくします。
チャンクは固まり。
ダウンは下げる。
なので、チャンクダウンは塊を小さくする、と言う意味です。
例えば、
「営業ができないんです」
という悩みを抱えているクライアントさんがいるとします。
これをチャンクダウンする、ということは、
営業というのはどんなことを行うのか、もっと具体的にする、ということです。
メールする
電話する
電車にのる
歩く
インターホンを押す
話す
提案書を渡す
とか、こんなふうに「営業」とひとくくりにしている行動を細かく分解します。
そうすると、一つ一つはできるものばかりでできていることに気づきます。
これがチャンクダウンです。
ところが、
クライアントさんが自分で勝手にチャンクダウンして、
自分で勝手に「できない」ところにはまり込んでしまっている場合もあります。
例えば、
「アポをとるためにいまあるリストに電話をしなければいけないが、電話ができない」
というパターンです。
客観的に見た場合、
そもそも、
本当にアポを取らなければいけないのか
本当にそのリストじゃないといけないのか
本当に電話じゃないといけないのか
という疑問が出てきます。
その場合は
「そもそも得たい結果はなんですか?」
という質問をすることで、膠着した状況が動き出したりすることがあります。
これはチャンクアップです。
コーチはチャンクダウンとチャンクアップを自在に操ります。