今僕が主宰をしているコミュニティーには部活があって、
中には「文章部」なんていう部活もあります。
そこでは、文章を楽しくスムーズにたくさん書けるようになりたい方が集まっていて、
日々ブログを書いたりSNSを更新したりということを頑張りたい、
というみなさんが励ましあったりしてます。
僕も、ただ表現をする、ただ書く、ということ以外に特に目的もなく書いているこのエッセイを書くたびに、
その文章部に投稿して、読んでもらったり感想をもらったりしているんです。
とりあえず自分の表現のつもりで書いていたエッセイですが、
やっぱり誰かに読んでもらえて感想をもらえたりすると嬉しいものなんですよね。
それで、前回「ほっぺ」の話を書いて、次は「ま」なんですよ。
ま、から始まる言葉なんて思いつかないなーと思って、
文章部の皆さんに相談したんです。
「ま」から始まる言葉、エッセイのお題、ないですか?って。
そしたらみなさんめちゃくちゃお題を出してくれて。
まりもっこり
摩天楼
魔が刺す
まりちゃん
マイムマイム
真鯵
まいど!
マキシマム
真壁くん
摩周湖
間がいい
万が一
摩訶不思議
ママ
等々。
いやでもなー、なんか書きやすくはないよなー、
なんて珍しく選り好みしていたわけです。
すると今度は「枕草子」とか、
「間について」だとか、
これはこれで高尚な話になりそうなアイディアをいただいたりとか、
中には、
「マサチューセッツ工科大学」
なんていう、そもそもそれ自体をよく知らんわ、っていうお題をいただいたり、
「マシンガン」
なんて、確かに勢いで書けちゃいそうなリクエストをいただいたり。
それで、そろそろなんか書かなきゃなーなんていう焦りを感じながら、
今このエッセイを書くという修行と向き合っているわけなのです。
そして、僕は気づいたんですよ。
僕って、「マーケティング屋さん」じゃないか、って。
そもそも僕の会社は社名が「ワイワイマーケティング」だし、
僕がコンサルしている内容だってマーケティングだし、
以前コーチングしてサービス提供をしてきた時だって、
「マーケティングコーチ」という肩書きでお仕事をしていたわけです。
今回のお題が「ま」となった時に、
なぜ僕はすぐに「マーケティング」を思い出すことができなかったのか。
それはきっと、
僕にとってマーケティングがあまりに身近すぎるのだと思います。
というか、会社名にもマーケティングとついているし、
普段行っていることもたいていがマーケティングに関すること、
なのですが、
常日頃から「自分が今やっていることはマーケティングである」という認識がほとんどなくて。
じゃあ、何をしてると思いながらやってるいるのかといったら、
それはシンプルに「お客さんのためにコミュニケーション」っていう感じなんですよね。
お客さんは悩みを持ってて、
でもその悩みの適切な解決方法を持っていなくて、
だからその悩みの効果的な解決方法ってこれだよって伝えてあげて、
それをちゃんとやったら未来はこう変わるし、
何もしないで放置したら未来はこうなっちゃうし、
だから悩みの解決と理想の実現のために「これ」はすごく効果的で、
あなたにとって優先順位が高くて、やるならすぐやった方がいいな、
ってお客さんの方から気づいてもらうためのコミュニケーション。
そんなふうに、
お客さんの未来が良くなるための気づきを提供するコミュニケーション。
そういうことをしているなと、自分では認識しているんです。
それができたら、
「目の前に角度の高い見込み客を連れてくる活動」
「セールスしなくてもお客さんが買ってくれる状態を作る活動」
という、マーケティングの説明としてよく言われるこんなことも、
自然と達成されちゃうんじゃないかな、と思ってます。
だから、
僕はマーケティング屋さんを自称しているけど、
実はマーケティングのなんたるかはそんなによくわかってないし、
よくあるマーケティングのフレームワーク(4CとかSWOTとか)みたいのってほとんど使うこともないし、
ただただ、お客さんの悩みが解決されて理想の未来を実現してもらえるための気づきを、
効果的に提供するっていうことぐらいしか考えてないんですよね。
だから、
今回タイトルが「マーケティングの話」ってなってたんで、
何かマーケティングについての素晴らしい話を聞けるんじゃないかと期待してこのエッセイを開かれたかもしれませんが、
たぶんご期待に沿うのは難しいんじゃないかと思っています。
知識も大事なんですけどね。
心ですよ、心。
愛だろ、愛。