休む、というのが難しい。
いや、本当は難しくもなんともないのだけど、
今の働き方を始めてから、どうもうまく休むということができない。
そもそも休むとはどういう状態だろうか?
社会人たるもの、やはり「仕事をしていない状態」が休んでいる状態、
と言えるような気がする。
僕は、割と好きな時に好きなだけ仕事をする、という生活を実現できている。
だいたいいつも家にいるし、何時に起きてもいいし、何時に寝てもいい。
朝からアポがある、みたいな方が稀だ。
なんだけど、
気がつけばパソコンの前に座って、何かしらやっている。
常に何かしらやることはあるのだ。
というのは、目の前に問題が山積みになっているというわけではなくて、
お客さんたちのために、自分のビジネスの成長のために、
常に何かしらできることはあるからだ。
もっと向上させよう、と思うと、何かしらやってしまうのだ。
だから、
正直言って、別の何かに集中している時以外は、
常に頭の中に何かしら仕事のことがある状態で。
これはつまり、そんなに休むということができていないんじゃないか、と思える。
そんな僕の頭の中から仕事のことがすぽっと抜けるのが、
卓球をしている時とお酒を飲んでいる時だ。
卓球をすると体はめちゃくちゃ疲れるけど、
仕事のことは頭から抜ける。というか考えている暇がない。
だってボールがどんどんくるから。
そういう意味では卓球をすると、頭は休むことができているのかもしれない。
経営者の人と話をするとよく言われるのが、
「常に仕事のことを考えちゃうから、考え事を止めるためにお酒を飲んでる」
みたいな話。
これは僕もとても共感できる。
常に何かしら考えている。
ただ、その考え事をお酒で止めているからといって、
それはヤケ酒だとかそういうわけではない。
仕事のことを考え続けている状態がストレスというわけでもない。
お酒を飲みながらやいのやいのと楽しく話している時間、
仕事のことが頭から抜けるので、メリハリがつくというものなのかもしれない。
お酒を飲まないと頭が休まらない、みたいな言い方をすると「闇」のようなものを感じさせてしまうかもしれないけど、
実際別にそんなにネガティブなものでもない。
芋焼酎とかをロックで飲みながら、
「ほくほくだね、やきいもみたいだね」
とか言ってる時間がホッとする、というだけのことなのだ。
ただ、お酒も飲み方を気をつけないと、
休むどころか余計に疲れてしまうことになる。
僕みたいな酒好きは、
目の前にお酒があると、それを全部「やっつけろ!」と言わんばかりに飲み干そうとしてしまう。
すると、肝臓の疲れからくるものだろう。
翌朝の疲労はとんでもないことになる。
休むためにお酒を飲んでるのに、かえって疲れてしまうなんていうのは本末転倒だ。
お酒を飲むと肝臓が疲れるので、炭水化物が欲しくなるのは体の摂理らしい。
だから「締めのラーメン」みたいのを食べる人もいる。
でも僕は飲みながら結構食べるタイプなので、
お酒を飲み終わる頃にはお腹はいっぱいになってしまっている。
締めのラーメンとやらにいくことはほとんどない。
そんなことしたら余計に疲れてしまう。
でも、翌日になって、昼頃になってもまだ少しお酒が残ってる感じがする場合は、
麺類を食べたくなるっていうのは確かにある。
そんな時は、つけ麺だったり、焼きそばだったり、そういう味が濃いめのものが食べたくなる。
話がだいぶ脱線してしまっている感じがするが、
とにかく僕はまるっと休むっていうのがそんなに得意ではない。
そういうやんごとない時間を上手に過ごすっていうのがうまくなりたいなぁ、
なんてことも思うのだけど、なんかこうしっくりこないのだ。
例えば、
静かな公園に本を持っていって、ゆっくりと読書、なんてことをしようとしても、
どこかそれを客観視してみている自分がいる。
これって休日を休むという「やらせ行為」をしているだけなんじゃないか、
なんてことまで考え始める始末。
そして、やっぱり仕事のことを考え始めるのだ。
でもこれはしょうがないんだよ。
仕事が好きなんだから。
そして、
それをストレスとも思っていないんだから。
卓球と仕事のことをたくさん考えて、
頭が疲れを感じたら肝臓が疲れない程度にお酒を飲んで頭を休める。
これからもこんなサイクルで日々を送っていくんじゃないか、
なんてことを考えているわけです。