【か】カリフラワーの話

僕は野菜がそんなに得意ではない。

一日に一口も野菜を食べないこともある。

でも、別にいいかな、とも思っている。

 

でも奥さんはそれだと心配で、

僕が食べやすいように工夫をして野菜を出してくれる。

 

多分僕は生っぽい野菜がダメなので、茹でてくれたり。

 

それでよく出してくれるのがブロッコリー。

ちょっとマヨネーズをつけるだけでも食べやすい。

 

そういうブロッコリーを、ベーコンと一緒に炒めた料理を、

おつまみっぽくして出してくれることもある。

 

先日、そんなブロッコリーとベーコンの炒めた料理に、

ある野菜がさらに追加されていた。

 

それが「カリフラワー」だ。

 

ん?

 

カリフラワー?

 

これは、いったい何なんだ。

 

ちょっと、ブロッコリーと似てる。

 

ブロッコリーとは違うのか?

 

いや、ただのしろいブロッコリーがカリフラワー?

 

っていうことは、

ピーマンとパプリカみたいなん関係性なのか?

 

いや、でもなんか全然別物のような気もする。

 

カリフラワーって、いったい何なんだ。

 

こうなったらもう調べるしかない。

 

まず、カリフラワーという言葉の意味。

 

これは「キャベツの花」ということらしい。

 

おいおい、また別の野菜のお出ましだぜ。

 

イタリア語で「開花したキャベツ」を意味する、cavoli fioritっていう言葉が、カリフラワーの語源らしい。

 

そして、カリフラワーというと白いものが一般的だけど、

なんと紫やオレンジのものもあるらしい。

 

肝心のブロッコリーとの関係性だが、

ブロッコリーとカリフラワーはどちらもキャベツの変種なんだそうだ。

従兄弟みたいな関係なんだと思う。

 

そして、

さらに驚いたことがもう一つ。

 

ブロッコリーとカリフラワーを掛け合わせると、

なんとロマネスコが生まれるらしい。

 

ロマネスコと言えば、

あのフラクタル構造を想起させる、

なんとなく食べるのがおっかないあの野菜だ。

 

ということは、

うちの奥さんが作ってくれる

ブロッコリーとカリフラワーとベーコンを炒め合わせたあのおつまみは、

いつの日か、ロマネスコとベーコンを炒め合わせた料理に変化する可能性もあるということだ。

 

つまり論理的に考えると、

そのうちロマネスコとベーコンを掛け合わせた野菜すら生まれる可能性がある。

 

それははたしてどんな野菜なのだろうか。

 

クレープ状に巻かれたベーコンが、

フラクタル構造になって密集し、

塩胡椒をして炒めるだけで、

立派なおつまみになるような、

そんな野菜だろうか。

 

それはやっぱり、ベーコンの味もちゃんとするのだろうか。

 

なんか、

ブロッコリーとか、カリフラワーとか、

ましてやロマネスコなんてものを見てると、

あの密集構造で目が回ってくるのだ。

 

気づけば、

こんなわけのわからない、

安部公房のデンドロカカリヤを1億倍くらいに薄めたような、

そんな発想に至ってしまうのだ。

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